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2005年05月25日

第21回年次総会

 5月21日午後5時から開催された岡山日本語センターの表記総会は無事終了しました。
 16年度は岡山県国際交流協会での週5回の日本語授業とアジア国際センターでの週4回の日本語授業および様々な委託日本語授業はもとより、日本語教員養成、OJCテキストの改定、教材作成、受講生の生活支援等を行いました。イベントとしては創立20周年記念研修祝賀会が最も盛大で、AJALT の理事長が朝から夜まで1日中講演やシンポジュームのコーディネーターなどをしてくださいました。また、懇談会には熊代国会議員ご夫妻をはじめ多数の皆様のご出席をいただきました。受託事業としては、小学校の総合学習の支援など将来の多文化共生社会岡山を担う青少年お健全な育成への協力、ならびに日本語教員養成課程の学生に対する日本語教育実習生の受け入れと指導をさせていただきました。
17年度もさらに充実した活動をする予定です。

050606kyokasho.jpg 第21回年次総会終了後引き続き、特定非営利活動法人岡山日本語センター設立総会を開催し、全事項にわたって全員一致をもって可決致しました。認証は秋になると思いますが、今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます

投稿者 uragami : 13:04 | コメント (0)

2005年05月21日

最近の受信Mailから

 帰国者からの心のこもったMail、本当に嬉しいものです。昨年の研修生・王 青さん、帰国して丁度1年ですが、岡山の印象やOJCでの勉強が本当に昨日のように思い出され懐かしいとのこと。日本語、岡山にいるときより明らかに上達している。勉強をつずけているのは嬉しいことです。

 又ベトナムのヌイさん、日系企業でコーディネーターとして働いているが、この人も明らかに日本語は上達している。このように帰国者が、変わらず日本語の勉強に取り組んでいるのは嬉しいことです。また
特筆すべきは、Sさん、Oさん夫妻(大連出身)、コンピューターに強いうえに日本語も達者で、日系企業に就職、夫婦で月給30万もらっている。日本語の勉強が身を助けてくれたと言って“感謝感謝”とのこと。彼等によると、最近の日中間の関係については、まことに遺憾でありお詫びの気持ちでいっぱいだ。
こうしてみると、私たちの日本語Volunteer活動は、大きく国際平和に貢献しています。誠心誠意、頑張らなくては・・との気持ちを更に強くしたしだいです。

国際関係に携わる人は、少しでもコンピューターに強くなって欲しいと思わずにはいられません。
何処の国の人も、P・Cには滅法強く,対等に渡り合うには相当の勉強が欠かせません。又ホームぺーじ、大勢の方の閲覧を切に祈っています。

投稿者 suwa : 19:45 | コメント (0)

2005年05月15日

授業中の母語使用の程度について 

学習者の母語または英語を一切使用しないで日本語能力を高めることができるのが、OJCの教科書であり、OJCメソドなのです。 これは、OJCを設立した1984年以前から、OJC代表が何年もかけて研究・実践を行って、確立したものです。

DSC00145.JPG

これはまた同じレベルでグループ分けしているOJCの授業において、学習者間の日本語による会話を活発にし、日本語の運用能力を高めます。 このことは、学習者のレベルには関係ありません。入門から上級まですべてのレベルについて言えます。特に入門レベルの学習者には有効です。 

教える側の能力にも関係はありません。関係があるのはOJCの日本語ボランティアとしての熱意と意欲です。

最初はたしかに、忍耐強く日本語の発話を待つことができなくて英語に逃げたり、時間がかかりすぎたりすることもありますが、熱意と意欲があれば経験がそれを助けてくれるようになります。
またOJCのレベル別グループ指導では1つの言語話者に偏ることは少ないのですが、レベル別といっても習熟度の差は自然に生じますので、約半年に1回行うテストや場合によっては担当者間の話し合いによってグループを変更してもらうことがあります。
時々授業中に母語や英語で他の学習者に教えようとする学習者がいますが、それは禁止しています。理由は不正確なことが教えられるために学習に大きな支障をきたすことが頻繁にあるからです。

投稿者 uragami : 14:25 | コメント (0)

2005年05月10日

ご挨拶

 浦上代表をはじめ、OJCの先生方久しぶりです。お変わりございませんか。 この度、素晴らしいホームページを立ち上げられおめでとうございます。何はともあれお祝いのメッセージ をいの一番にと思いエントリーさせて頂きました。  これから、日本語に関する有益な情報があれば随時発信させていただきます。本日は、とりあえずご挨拶を兼ねてお祝いのメッセージとさせていただきます。           JSO・ジャパニーズサポートセンター    代表;諏訪 文彦

投稿者 suwa : 17:38 | コメント (403235)

2005年05月09日

日本事情の教え方

OJCの教科書の特色の一つは、日本や岡山の行事、習慣等が随所に挿入してあることで、これは大変好評です。ただし祭日については、授業が休みになる前にそのつど担当の先生がそのコースのレベルにふさわしい取上げ方をしています(OJCでは毎授業において5~8のコース別授業があります)。 

それによって受講生は日本の文化を体感するだけでなく、受講生間で各国の似たような祭日を日本語で話し合い、時にはお国自慢になって活発なコミュニケーションが行われます。すなわち教師はできるだけ詳細に幅広く当の祭日に調べておくことは必要ですが、その全てを説明するのでなく、何をいつどのくらいどのように取り上げるべきか慎重に準備すればよいのです。

 因みに5月3日は何の日か正確にご存知ですか。

1946年11月3日に公布された「日本国憲法」が、1947年5月3日に施行されたのを記念する日です。
念のため憲法前文を引用します。

「日本国民は,恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。

われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と絶望から免れ平和のうちに生存する権利を有することを確認する。・・・・・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」

投稿者 uragami : 14:46 | コメント (0)