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2005年05月09日

日本事情の教え方

OJCの教科書の特色の一つは、日本や岡山の行事、習慣等が随所に挿入してあることで、これは大変好評です。ただし祭日については、授業が休みになる前にそのつど担当の先生がそのコースのレベルにふさわしい取上げ方をしています(OJCでは毎授業において5~8のコース別授業があります)。 

それによって受講生は日本の文化を体感するだけでなく、受講生間で各国の似たような祭日を日本語で話し合い、時にはお国自慢になって活発なコミュニケーションが行われます。すなわち教師はできるだけ詳細に幅広く当の祭日に調べておくことは必要ですが、その全てを説明するのでなく、何をいつどのくらいどのように取り上げるべきか慎重に準備すればよいのです。

 因みに5月3日は何の日か正確にご存知ですか。

1946年11月3日に公布された「日本国憲法」が、1947年5月3日に施行されたのを記念する日です。
念のため憲法前文を引用します。

「日本国民は,恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。

われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と絶望から免れ平和のうちに生存する権利を有することを確認する。・・・・・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」

投稿者 uragami : 2005年05月09日 14:46

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