2005年07月11日
日本語教育実習無事終了
中国短期大学日本語教員養成課程の授業科目『日本語教育実習」の実習校として、OJCが日本語教育実習生を受け入れて、今年は4年目。
OJCで過ごす30時間の教育実習のうち、各学生が実際に教壇に立つのは5時間程度。何カ国にも及ぶ外国人を相手にしての授業の為には、何時間もの見学や準備をしても、まだまだ足りない。
準備や教材作成は懇切丁寧に指導するOJCの教師は、学生が実際に教壇に立っている間は助け舟は出さない。学生が必死に頭と体を使って授業をすれば、学生にも受講生にも集中力が生まれ、思わぬ成果を挙げる。
クラス全体で考え、お互いに日本語のみで助け合う。それによって、受講生の日本語のコミュニケーション能力は高まり、クラス全体に明るい笑顔が広がる。
実習生は夜もろくに眠れないほどの緊張した日々を過ごした後、「言葉を教える事と学ぶことの難しさ楽しさが良く分かった。相手の立場に立つことができるようになり、人間としてもすごく成長した気がする。」
と言って、大学に戻っていく。
OJCの指導者としては、正直言って実習期間中気苦労が絶えず、精神的肉体的に疲労困憊に達する。
しかし、彼らが将来日本語教師になろうとなるまいと、日本語日本文化を愛し、言葉を通して、何らかの形で世界平和に貢献する者になるだろうと確信している。そうなれば教育実習受け入れの苦労も報われるということか。
投稿者 uragami : 2005年07月11日 00:27